独立起業するにはどれくらい貯金が必要?小規模ITベンチャーの場合

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先日の記事で、独立起業するには資金は必要である、と書きました。

「起業するには人脈が必要」の大嘘

ではどれくらいの資金が必要なのでしょうか。

起業時の資金は、

自己資金
融資
投資

などで得ることができます。
この記事では最も多いと思われる「自己資金」、つまり貯金で起業する場合にどれくらい必要になるのか、についてお伝えします。

必要な資金は業種、業態、また生活の状況によって異なります。
例えば実家にお住まいで家賃や生活費がかからずに、ブロガーとして独立します!という方は、ほとんど資金は必要ありません。

一方で、お店を出す、というような場合は、店舗の賃貸契約費用や、内装費、仕入れ、場合によっては従業員の雇い入れなどが発生するでしょう。

では私のような小規模ITベンチャーの場合はどうでしょうか。

私は1人で起業し、賃貸のマンション暮らし、会社は月3万円ほどの共同オフィス、ITなので設備投資はノートパソコン1台、という状況でスタートしました。

初期費用は、会社の登記が約25万。スマホやパソコンなど諸々の購入で約10万。

最小構成でスタートした感じですが、私の場合でもスタート時の資金は約1000万円ありました。500万円しかなかったとすれば、途中でつぶれていたと思います。

え、何がそんなにかかるの?と思うでしょうか。
計算してみましょう。
最初の3年を考えてみます。

まず、生活は贅沢をせず最低限。毎月15万円使います。家賃、水光熱費、食費、必要最小限の生活雑貨、個人用の携帯電話代、健康保険料、その他保険、などです

簡単にまとめるとこんな感じ。

◆生活費(最低限)
15万円

◆毎月の事業経費
事務所の家賃:月3万円
交通費:3万円
お茶代:3万円(打ち合わせなど)
通信費:1万5千円
サーバー代、ドメイン代など:1万円

合計毎月26万5千円。最低限これだけかかります。
3年間これを維持すると、954万円です。
初期の35万円と合わせると989万円。
1000万円がほぼなくなりました。

そこからさらに、家電が壊れたら買い替えたり、冠婚葬祭があったり、スマホやPCを買い替えたり、AdobeやOffice365やセキュリティーソフトやサーバーの増築やなんやかんやと事業の進捗に併せて固定費は追加で発生します。
途中から顧問税理士も付けました。私の場合は月に5万円くらい。

さらに1人でできることには限界がありますので、徐々に仕事を外部に委託に出すようにします。ITベンチャーなので開発も必要です。1件で数十万円~の経費が発生します。

大体なんやかんやで3年で生活と事業を合わせて2000万円くらいの現金を使ったと思います。
開発などをしなかったとしても1500万円は使ったでしょうか。

あれ、お金マイナスになってるやん!と思うかもしれませんが、事業なので一応収益があります。
最初の1年は全部合わせて売り上げは30万円くらい。
2年目で120万円くらいだったかな?
3年目でぐっと増えどうにか黒字化しています。これは、最初に現金が1000万円あったからできたこと。500万円しかなければ2年目でめでたく倒産していたでしょう。

ちなみに2年目に融資を得て資金は増強していましたが、それでも出だしが500万だと融資の額も減っていたでしょうし、やはりつぶれていたと思います。

というわけで長くなりましたが、起業をしようと思ったら、たとえ1人でミニマムサイズでやる場合でも

1000万円くらいは貯金しよう!

ってことです。
社会人で起業を志している方は、毎月15万円貯金しましょう。
5年半くらいで1000万円になります。簡単ですよね?

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