「起業するには人脈が必要」の大嘘

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起業するにはどのような準備が必要でしょうか。

よく云われるのは、

資金
ノウハウ
人脈

です。

資金は起業する際には必要ですね。

稀にほとんど資金なしで起業をしようとする方がいますが、学生や主婦の趣味起業でない限りはおすすめしません。起業したその月から生活が賄えるほどの利益を出せる人はほとんどいません。資金は絶対に必要です。

次に事業のノウハウ。
これも無いよりはあった方が良いでしょう。
ただし資金が潤沢にある場合は、小さく立ち上げて勉強する時間もあるでしょうし、或いはノウハウのある人を雇うという選択肢もありますので、ぜったに無いとダメ、という事はありません。
実際に私は未経験の業種で起業しましたが、どうにかこうにか今も事業を継続できています。
でもノウハウは無いよりはあった方が絶対に良いでしょう。

さて、最後に人脈ですが、これは必要でしょうか。

私は、「起業前に人脈を作ろうとするのはほとんど無意味」だと思います。

理由はいくつかあります。

まず、起業前に作れる人脈は経営者から見るとほとんど役に立たない、という点があげられます。何故役に立たないのかというと、あなたはまだ経営者ではないからです。
起業家が言う人脈とは、自分のビジネスにとってプラスになる知人や友人のことです。
まだ事業が始まっていないのにそんな知り合いを作るのはほぼ不可能です。自分のビジネスにおいて何が不足しているかも分からないのに!
人脈!人脈!と騒ぎながら起業志望者を集めるセミナーや勉強会に足繁く通う人がたくさんいますが、やめておいた方が良いでしょう。ただのカモです。主催者はまさにそれで利益を得ているのです。

次に、例え天才的な嗅覚で事前に正しい人脈を築いたとしても、それそのものがビジネスを決定的には左右しない、という点があります。
ビジネスにおいて大事なのは「商品」の価値です。
物でもサービスでも何でも良いのですが、起業をしたら何か価値のあるものを作り、それを売って収益を得ます。ビジネスの本質は「商品が優れているかどうか」という1点に集約されます。
商品が優れているというのが大前提で、さてそれを世に広めるときになってようやく人脈というのはあっても良いかもしれない、という事になります。お客さんを紹介してくれたり、商品に対して意見をくれたり、出資先に口をきいてくれたり、などなどビジネス上の信頼関係で結ばれた人脈に連なる仲間は、あなたにとってプラスになるでしょう。
しかし勘違いをしてはいけません。ビジネス上の人脈はギブアンドテイク。彼らにとってみれば、あなたの商品が優れているからあなたと関わっておくことにはメリットがある、ということなのです。
商品も無しに「人脈!」とか言っている人がいますが、うーん、空虚で無意味ですね。

ビジネスが転がりだせば自然と人脈はできてきます。
つまり適切な人脈を作る最も良い方法は、とっとと起業して、良い商品(サービスでも何でも)を作って、ビジネスを回してしまうことです。

起業したいなら「ビジネスは商品の価値が全て」。
勝手に人脈はできます。
誰も寄ってこなければそれは商品に魅力が無いということですよ。

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